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変動金利による借入れ

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日銀が民間銀行へ貸し出しを行う際の金利を“公定歩合”と言いますが、1994年9月まで日本では国の金融政策をより行いやすくして成果をより確実なものにするために民間銀行の金利を日銀の公定歩合に連動させるようにという政策がとられていました。

それが1994年10月に民間銀行の金利が自由化されてからは、公定歩合は “短期プライムレート(:短期の金融市場金利)”の上限という役割を果たすようになりました。

そして変動金利の場合は、それを基準にして年2回ほど見直しが行われます。

けれども“学資ローン”で返済期間が5年以上となったり、大学に在学期間中の返済負担を軽減するために利息だけ支払って元金を返済しない“元金据え置き”の制度を利用する場合には、変動金利のリスクは高まります。

というのも変動金利というのは、毎月の返済額自体が見直されるのは5年に1回だけとなっているので、5年以内であればむしろ変動金利の方が有利となる確立が高いとも考えられます。

また固定金利と変動金利とを比較すると、変動金利の方がかなりリスクの高いイメージがありますね。

5年に1度の見直しの際に返済額が引き上げられることがあるとしても、元の1.25倍が上限となっていてそれ以上に跳ね上げることはできないと聞くと、「1.25倍までだったら変動金利の方が有利なのでは」とも思ってしまいますが、“金利は上がっても5年間は毎月の返済額は一定”という表向きのルールの裏では、金利が上がっても返済額はそのままにしておいて利息と元本の割合を操作しているのです。

つまり普通だったら支払いの回数が増えるごとに利息の割合は減っていきますが、変動金利では金利が上がったら利息の割合を増やして元本の割合を減すというように微妙な操作が行われているのです。

そのために元本の減りが遅くなって返済期間が延びることで支払い利息も増えてしまうことになりますし、金利の上昇が大きくて返済額に占める利息の割合が100%を超えたら、“未払い利息”が生じる可能性もあります。

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